卒業式の袴にはブーツ?草履?
それぞれのメリットやブーツの選び方を解説

2021年12月20日

大学の卒業式に袴を着るなら、履物はブーツか草履にするか悩みますね。古典的な草履は上品ですし、和洋折衷のブーツもレトロでかわいいので、どちらにするか迷うのも当然です。

この記事では、ブーツと草履のそれぞれのメリット・デメリットを解説します。また、個性的な足元を演出したい方向けにブーツや草履以外の選択肢をご紹介します。卒業袴と合わせる履物選びの参考にしてください。

ブーツのメリット

卒業式の袴にブーツを合わせるとレトロでハイカラな雰囲気を出せます。ブーツを選ぶメリットには、次のようなものがあります。

ハイカラさんスタイルになれる

袴とブーツの組み合わせが女学生スタイルとして定着したのは明治後期から大正時代といわれています。卒業式の袴にブーツを合わせたら、大正ロマンのレトロなハイカラさんの雰囲気を出せることが大きなメリットといえるでしょう。和洋折衷のおしゃれな雰囲気が好きな方は、ブーツを選んでみてはいかがでしょうか。

歩きやすい

歩きやすいこともブーツの大きなメリットです。草履に比べると普段履き慣れているため、スムーズに歩けるでしょう。草履の「足が痛くなる」「歩きにくい」というデメリットが気になる方は、ブーツの方が安心かもしれません。

スタイルが良く見える

ブーツはヒールの高さがあるため、脚長でスタイル良く見えるというメリットがあります。身長を高く見せたい方にはブーツが向いているでしょう。

雨の日でも足が濡れない

卒業式当日の天気が雨の場合、草履を履いていると足袋が濡れてしまうかもしれません。しかしブーツであれば足が濡れる心配がありません。ブーツを選べばどのような天候でも安心です。

防寒対策しやすい

ブーツは中に履いているものが見えないため、靴下やタイツを履いて防寒対策しやすいというメリットがあります。足が冷えやすい人にはブーツの方が安心でしょう。ただし、中に履いているものが見えないといってもブーツを脱ぐ機会があるかもしれないため、違和感のない色を選んでおくことがポイントです。

ブーツのデメリット

袴とブーツはレトロでおしゃれな組み合わせですが、デメリットもありますので確認しておきましょう。

紐がほどける可能性がある

袴に合わせるブーツは編み上げブーツが一般的です。しかし、途中で紐がほどけると結び直すのも大変です。結びなおす際、着付けが崩れてしまわないように注意しておきましょう。

草履のメリット

和装に草履は古典的な雰囲気のため、フォーマルな場である卒業式によく似合います。ここからは草履のメリットを確認していきましょう。

上品である

和装に合わせる履物は、草履が一般的です。卒業袴に関してはブーツもマッチしますが、和装に草履は基本的なスタイルなので、古典的で上品な印象を与えられます。草履には格がありますので、式典にふさわしい格があるものを選びましょう。

脱ぎ履きしやすい

草履は脱ぎ履きしやすいというメリットがあります。体を折り曲げずに立ったまま履けるため、脱ぎ履きのときに着崩れてしまう心配も少なく、安心感があります。

どのような柄にも合わせやすい

卒業式で着る着物や袴は古典的な柄からモダンな柄、レトロな柄までバリエーション豊かです。草履は和装の基本的な履物なので、どのような柄にも合わせやすいというメリットがあります。卒業袴と履物が合わずにちぐはぐな印象を与えることもないでしょう。着物や袴と相性がよい色を選べば、きれいにまとまります。

草履のデメリット

草履にはデメリットもあります。とくに普段履き慣れていない方は、草履のデメリットについても知っておきましょう。

鼻緒ずれして痛い

草履に慣れていない人は、鼻緒ずれして足が痛くなりやすいというデメリットがあります。草履は足が痛くなりそうなのでブーツを選ぶという方もいらっしゃるでしょう。しかし、鼻緒ずれは、ちょっとした工夫で軽減できます。草履に慣れていない方は、ぜひ試してみてください。

鼻緒をほぐしておく

新品の草履は鼻緒が硬くて足になじみにくいため、鼻緒ずれしやすいです。新しい草履を履く場合は、鼻緒をもみほぐして柔らかくしておきましょう。鼻緒の中には型紙が入っているので、もむことで柔らかくなり、鼻緒ずれしにくくなります。卒業式の前に何度か履いて履き慣らしておくのもよいでしょう。

卒業袴と一緒に草履もレンタルする場合は、事前に鼻緒をならしてあったり、何度か履かれていたりする可能性が高いため、履きやすいことが多いようです。

鼻緒と指の間に余裕を持たせて履く

草履を履くとき、前つぼ(指の間で挟む部分)と指の間が密着すると鼻緒ずれが起こりやすいです。指の間が前つぼに触れないように、少し余裕を持たせて履きましょう。草履のサイズはかかとが1〜2cm出るサイズがもっともきれいに見えるといわれています。かかとが少し出るくらいの草履を履くと重心が前にかかりすぎないため、足に負担をかけずにバランスよく歩けます。

足元が冷える

卒業式がおこなわれる3月は、春とはいえ肌寒い季節です。卒業式の会場も寒い可能性が高いため、草履は足元が冷えやすいというデメリットがあります。ブーツは足をすっぽり覆ううえに、中にタイツを履くなどの防寒対策もできますが、草履は足先の防寒対策が難しいです。

天候が悪い日は足元が濡れる可能性がある

卒業式当日が雨や雪の場合、草履は足元が濡れやすいというデメリットがあります。足袋が濡れると足元が一層冷えてしまいます。天候が悪い日に草履を履くときは予備の足袋を持っておいた方がよいでしょう。

草履とブーツでは袴の長さが違う

草履とブーツでは、袴の丈の長さが異なるため、注意しておきましょう。草履を履いたときは、足首と足袋の境目が見えないように、くるぶしが隠れる長さに着付けると美しく見えます。一方、ブーツは足首あたりを目安にして、草履より短めに着付けるときれいです。

草履とブーツ以外の選択肢は?

卒業式の袴に合わせる履物といえば、草履とブーツが一般的です。それ以外の選択肢はなさそうですが、パンプスなら「あり」です。明治後期〜大正時代に袴とブーツの通学スタイルが流行しましたが、同時期に袴とパンプスの組み合わせも流行したそうです。現在では袴にパンプスを合わせる人は少数派なので、「人と違うおしゃれな雰囲気にしたい」という方は、履物をパンプスにしてみてはいかがでしょうか。

シンプルなパンプスがおすすめ

ブーツと同じようにパンプスもシンプルなデザインを選ぶことをおすすめします。卒業式はフォーマルな場なので、無地を選ぶのが無難です。厚底のハイヒールやエナメルなど、派手な印象のシンプルは避けておきましょう。また、つま先はラウンドトゥやアーモンドトゥ、スクエアトゥが適しています。つま先が尖ったポインテッドトゥは避けましょう。

靴下やストッキングを着用する

パンプスを履くときは、足の甲を露出しないように靴下やストッキングを履いておきましょう。靴下やストッキングの色は、着物や袴の雰囲気を壊さないような色を選んでください。着物に柄が入っているため、靴下は無地を選んだ方が合わせやすいでしょう。

ブーツを選ぶときのポイント

ここからは卒業式の袴に合わせるブーツ選びのポイントについて解説します。ブーツにはさまざまなタイプがありますが、カジュアルなデザインやカラフルなものは似合いません。卒業式にふさわしいブーツを選びましょう。

編み上げブーツがおすすめ

袴に合わせるブーツは編み上げブーツが一般的です。袴の裾はボリュームがあるため、編み上げブーツの細身のシルエットが似合います。必ずしも編み上げブーツでなくてよいのですが、タイトなシルエットを選ぶようにしましょう。フォーマルな場で履くブーツなので、できるだけ装飾がないものがベストです。あったとしてもベルト程度のシンプルなデザインがよいでしょう。

筒丈は15cm以上

ブーツは足首がしっかり隠れて、袴の裾が上がっても素足が見えない長さのものを選びましょう。袴に合わせやすい筒丈の目安は15cm以上です。ただし、ロングブーツは脱ぎ履きが大変なうえに、袴姿では歩きにくいため、身長や袴の丈とのバランスを見て最適な長さのブーツを選びましょう。

色は黒かこげ茶

卒業式はフォーマルなシーンなので、ブーツの色は黒かこげ茶にしておきましょう。黒であれば、どのような色の袴にも似合いますし、足元が引き締まります。優しい印象にしたい方にはこげ茶もおすすめです。

ヒールは5〜8cm程度

ブーツはヒールの高さも重要なポイントです。ヒールは5〜8cm程度が袴姿を美しく見せてくれます。高すぎるヒールは袴の雰囲気に似合いません。また、ピンヒールも袴には合わないので、太めのヒールを選びましょう。太めのヒールであれば、普段ヒールの靴を履き慣れていない人でも疲れにくいでしょう。

まとめ

古典的で上品な草履とハイカラスタイルになれるブーツは、どちらにもそれぞれの良さがあるので選ぶのが難しいかもしれません。それぞれのメリットとデメリットを考慮したうえで、「どのような雰囲気にしたいか」「選んだ着物や袴に似合うのはどちらか」ということをポイントにして選びましょう。また、個性的で女性らしい足元にしたい方にはパンプスという選択肢もあります。

卒業式が素敵な思い出になるように、選んだ卒業袴に似合う1足を選びましょう。

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